「乳糖不耐性」の人は、乳糖の鎖を切るための消化酵素を持っていないため、
体が吸収できる一番小さい糖の単位まで分解されません。
大きいまま残った糖類は吸収できないので、そのまま腸に残ります。
この糖分が腸に存在する「悪玉菌」のエサとなり、ガスが発生しお腹が張ったり、ゆるくなったりするんですね。
さらに、「悪玉菌」が増え、腸内環境が悪化すると、腸内の毒素や未消化のタンパク質が血液中に吸収されてしまうようになります。
本来吸収されるべきではない「異物(=敵)」に対して、免疫が常に攻撃するために、体中に炎症が起こるようになってしまうのです。
この慢性的な体の炎症が、ホルモンバランスや免疫バランスが崩し、それがアレルギー、花粉症、PMS、頭痛、イライラ、倦怠感などの「ちょっとした不調」から、自己免疫疾患、心臓病、アルツハイマーなどの深刻な病気にまで発展する原因と言われています。