でも、体が常にストレス状態にあることで、コルチゾールも常に高い状態が続いてしまいます。
ここが大事なところです!
先ほどお話ししたように、「血糖値を上げる」ことがコルチゾールの働きの一つ。このため、
慢性的なストレス→コルチゾールの上昇→ 血糖値の上昇
という流れが起きてしまうのです。
上がった血糖値を下げるために、膵臓からインスリンというホルモンが出ます。
インスリンは「血糖を細胞に取り込み、血糖値を下げる」と言う働きの他に、実は「脂肪を蓄える」という作用があります。
つまり、特に”太る”ような食事をしていなくても、常にストレスが溜まっていることで脂肪が溜まっていってしまうのです!
でも何でお腹のまわりなの??
実は、お腹まわりの脂肪細胞には、体の他の場所と比べてもコルチゾールの受容体 (*)が多いと言うことがわかっています。
(*受容体; 細胞がホルモンのシグナルを受け取る場所)
お腹の中には大事な臓器が入っているので、「ストレス=危険」からそれを守るということを考えれば合理的ですよね。