血糖値の乱れは糖尿病の人がなるんでしょう、と思っていませんか?
あまり知られていないかもしれませんが、
血糖値の乱れ、実は「誰にでもあるし・・・」と見逃されがちな
「体のプチ不調」の一番大きな原因になっています。
疲労、不安定な感情、ホルモンバランスの崩れ、
食べることがやめられない、体重の増加、
睡眠障害、ストレス不耐性(ストレスに弱い)
あなたに思い当たることはないですか?
この「プチ不調」を見逃してしまい、血糖値の乱れが続くと、体全体に炎症が起こりやすくなります。炎症が体に広がることで、心臓系疾患や二型糖尿病などの病気、さらには癌や痴呆症などの病気にもつながってしまうのです。
そもそも、血糖値が乱れているってどういうこと?
実は知られていない血糖値を乱す原因。
そして、血糖値のバランスを取り戻す対策をお話ししていきます
この症状、血糖値が乱れているサインかも
- 1日の中で、体のエネルギー状態のアップダウンが激しい
- 午前中や午後にどっと疲れが出ることがある
- コーヒーやエナジードリンクなどのカフェインで乗り切っている
- 真夜中に何回も起きてしまう
- 一食抜いたり、長時間食べないとイライラや不安感が出たり、震えの症状が出る
- 甘いものが無性に食べたい
- 集中力が続かない・頭がぼーっとする
- 大人にキビが治らない
血糖値は体のエネルギー源。
そのため血糖値が乱れると、大事なエネルギー源も不安定になってしまい、体の様々なところに影響が出てきてしまいます。
あなたのその症状、もしかしたら血糖値が乱れているサインかもしれません。
血糖値がジェットコースター状態?!
甘いもの、とくに精製された糖分は血糖値を急上昇させます。
一気に上がった血糖値を下げるために、体は一度に大量のインスリンをだします。
すると、その反動で血糖値が一気に下がってしまい体は、低血糖状態になってしまうのです。
血糖は体の「エネルギー源」 ですから、低血糖になることで、
疲労感、集中できない、イライラ、頭痛・・・といった上記したような症状が出てきます。
つまり、低血糖は体にとって危険な状態なので、それを脱出するために体は甘いものを欲しがるんですね。
よくエネルギー不足だから、糖分を取ろう!!という人がいますが、
減った糖分を急上昇させるようなものを食べることで、
甘いものから抜け出せない悪循環になってしまうのです。
甘いものを食べる→ 血糖値の急上昇 → インスリンの大量放出
→ 血糖値の急降下・結果的に低血糖に→
甘いものが食べたい! → 甘いものを食べる・・・
インスリンが常に高い状態になると、細胞たちがインスリンの言うことを効かなくなり、最終的には糖尿病になるリスクも高くなります。
インスリンは血糖値をコントロールするホルモンですが、
他のホルモンとも情報交換しながら働いています。
インスリンという一つのホルモンが乱れることで、
コルチゾール(ストレスホルモン)、エストロゲンなどの性ホルモン、
食欲コントロールホルモン(レプチンなど)をはじめ、
多くのホルモンのバランスを崩してしまうんです。
だから、血糖値が乱れるだけで、体全身の健康を乱してしまうんですね。
「甘いものは良くない」と頭で分かっていても、この体が出しているホルモン反応、いってみれば「命令」は、自分の意思よりも強いもの。
だから、頑張っているつもりでもやめられないんです。
そもそもなぜ、この血糖値ジェットコースターの悪循環に陥ってしまうんでしょうね。
その理由は、現代社会の食文化・生活環境にあります。
体と健康サポートレシピ
乳製品不使用。白砂糖不使用。自然の素材をふんだんに使った、
血糖値のサポートにもぴったりのレシピを紹介しています。
ヘルシーだけど美味しい「心と体が喜ぶ」食事のための参考にしてもらえると嬉しいです。
血糖値のバランスを乱す「甘いもの」がやめられない原因
- ほとんどの食品に血糖値を急上昇させるものが糖分として使われている。
→ 生成された糖分; 白砂糖、果糖ぶとう糖液等など
2. そして、糖分は「薬物」とほぼ同じ依存作用がある
→ とくに精製された糖(白砂糖、果糖ぶとう糖液)は脳のドーパミンやオピオイドなどの快楽に関する神経伝達物質のバランスを「薬物乱用と似たような方法で」崩すことがわかっています。
3. アルコールのとりすぎ
4. 惣菜やしょっぱい系のものを含め、ほとんどの食品に糖分が隠されている
→ スナック菓子、煮物、缶詰類、おつまみ、惣菜パン・・・
5. 日本の文化の白米!!! その他白パン・菓子パンを主食にしている + それの摂りすぎ
→ 精製された米や小麦は糖分しか栄養がありません。糖分を消化するためにも栄養が必要です。また、血糖値が上がるのを緩やかにする繊維もないので、血糖値が不安定になります。
6. 「子供には甘いもの」という考えが「当たり前」になってしまっている
→ 小さい頃から甘いものを食べる習慣がつく。味覚が甘さの刺激に慣れてしまう。
7. 小さい頃、かまって欲しい時に、静かにさせるために甘いものを与えられた(甘いものでごまかされた)
→ 寂しい時、ストレスがある時には甘いもの、というパターン化
8. ストレス
→ ストレスホルモンは血糖値コントロールにも関わってます。そのため。ストレスホルモンが乱れると、血糖値のコントロールがうまくいかなくなるのです。
どうでしょう。
小さい頃から、精製された糖分にまみれて育ってきた私たちにとって
、血糖値ジェットコースターに乗ってしまわないようにすること自体が難しいくらいですよね。
周りの環境がこんな感じだからこそ、この事実を知ることがとても大切なんです。
なぜかというと、知ることで選択・改善できるからです。
賢くなって健康になる。この血糖値の仕組みがわかったあなたは、健康に一歩近づいていますよ!
甘いものがやめられないあなた。
じゃあ、血糖値 のジェットコースターから脱出するために何をすればいいのって思いますよね。
長くなってしまうので、血糖値のバランスを整えるために改善できることは、次の記事でお話ししていきますね。
血糖値のバランスを整えるために改善できることは
の記事をお読みください。
免責事項; この記事は、既存の疾病のない一般の方に向けて、食と健康の知識を広める目的で書かれたものです。私自身の教育、研究そして個人的な経験に基づいた意見を述べたものであり、病気の診断 ・治療あるいは病気の予防を約束するものでは決してありません。
食生活・生活活習慣・その他の行動を変える際は、ご自身の責任のもとにj必ず専門資格のある医師などにご相談ください。
気になる症状があって、食事や生活スタイルで改善したいという方、まずはお気軽にお問い合わせください。
何するべきが分かってはいるけど、どこから始めていいかわからない、たくさん情報がありすぎて何を信じればいいか分からない、といご相談も歓迎です。
詳しくは、「 ホリスティック栄養コンサルティング」のページをご覧ください。
下にcomment(コメント)欄があるので、意見や感想などもご自由に書いてくださいね。
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食生活・生活活習慣・その他の行動を変える際は、ご自身の責任のもとにj必ず専門資格のある医師などにご相談ください。
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