疲れには甘いものが効く!の落とし穴
「疲れたら甘いもの食べてエネルギー補給しよう」
「頭をたくさんつかったから、糖分しっかりとらなくちゃ」
疲れた時にこそ、甘いものや糖分をしっかりとる、と思っている人が多くて、インスタ投稿でもちょくちょく見かけます。
脳や体のエネルギー源は「糖分(血糖)」。
「疲れた」=エネルギー切れー=糖分が少ない
なら糖分を足せばいいじゃん!!
と、お医者さんでさえそう思っている人が多いし、大手企業のCMも毎日のように目にするから、そう持ってしまうのは仕方ないのですが・・・。
でも実は、その「甘いエネルギー補給」が疲れやすさを作る原因。
この記事を読めば、なぜ甘いものや糖分補給で疲れにくくなるか分かるはずです。
もし「そうなの?!」と思っていたら、あなたの「疲れやさすさ」のサイクルを断ち切るチャンスですよ!
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甘いもの補給で疲れやすくなるのはなぜ?
“間違った” 甘いものや炭水化物は体の「ストレス」
甘いもの(とくに精白された砂糖やお米、加工された糖類)を食べると、からだがストレートにその糖分を吸収します。
すぐに糖分がからだに入るので、一時的に元気になったように感じますね。
でもここが落とし穴!
血糖値が急激に跳ね上がてしまうのは、からだにとって危険な状態。
それを下げるためにからだは「インスリン」というホルモンを大量に放出するため、上がった血糖値が急降下!
このため、からだは低血糖状態になってしまうのです。
そして、疲れだけでなく、だるい、体が重い、イライラ、頭痛、眠くなる、頭がボーっとするというようなことが起きてしまうんですね。
血糖値のジェットコースターが「ストレス」に
低血糖はからだにとって危険な状態です。
脳は「もっと糖分が必要!」と命令を出すので、もっと甘いものが欲しくなります。
そして;
甘いものを食べる
⬇️
血糖値が急上昇
⬇️
反動で低血糖
⬇️
もっと甘いもの
と悪循環に陥ってしまうんですね。
このジェットコースターのように不安定になった血糖値が体にとって「最大の」ストレス原因のひとつなのです。
常ににからだにストレスがかかるために、疲れがとれない、疲れやすい、だるいといったまさに「エネルギー切れ」の状態になってしまうんですね。
おまけ
その不調、間違った甘いもの・炭水化物補のせいかも?!
疲れやすい・疲れがとれないと感じている人はきっと、ほかにも不調を感じているんじゃないでしょうか?
その理由は「ストレス」のために、からだのあらゆるバランスが崩れてしまうからです。
- 疲れやすい・疲れがとれない
- だるい
- 頭痛
- 眠れない
- イライラしやすい
- 生理が乱れる・生理痛
- PMS(月経前症候群)
- にきび・肌荒れ
年齢の曲がり角をすぎたらしょうがないようね、女性だったら通る道だよね・・・
と思っていませんか?
まちがった糖分のとりかたで起きているのかもしれませんよ。
「疲れには甘いもの!」より「バランスを整える 」
疲れや血糖値に限らないですが、
足りない=足す
というのが一般的な考え方です。
でもそれでは原因が解決しないばかりか、どんどん体のバランスの崩れが進み、上に書いたような不調だけでなく、鬱、糖尿病、アルツハイマー 、癌、自己免疫疾患・・・といった、深刻な病気にまでつながってしまうんです。
ただ「足す」だけではなく、なぜ足りていないのかを考えることが大事。
疲れた時に、甘いものやおにぎりで応急措置をするだけではなく、
「どんな」糖分を「どうやって」とるか
このことを意識し、疲れやすさの原因を考え、疲れにくくするために
体のバランスを整える
ことがすごく大切なのです。
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免責事項; この記事は、既存の疾病のない一般の方に向けて、食と健康の知識を広める目的で書かれたものです。私自身の教育、研究そして個人的な経験に基づいた意見を述べたものであり、病気の診断 ・治療あるいは病気の予防を約束するものでは決してありません。
食生活・生活活習慣・その他の行動を変える際は、ご自身の責任のもとに必ず専門資格のある医師などにご相談ください。詳しくはこちら→