疲れがとれない、朝すっきり起きれない、やる気が出ない、低血圧・・・
繊細でストレスを感じやすい人/ HSPの人では特に、副腎疲労の症状を抱えている人が実はとても多いんです。
自律神経失調症あるいは起立調節不能障害と言われた経験がありませんか?
もしかするとストレスホルモン「コルチゾール」が乱れているのかもしれません。
ストレスを感じやすく、疲れやエネルギー切れの不調で悩んでいるあなた、
この記事を読めば、ずっと悩んでいたつらい疲れの症状に納得がいくはずです!
副腎疲労についての最新の情報も交えてお話しします。
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副腎疲労とは
ストレスだらけの今の社会では、HSPや繊細な人でなくでもその症状で悩んでいる人が多い副腎疲労。
でも一般的なお医者さんの中ではまだ認識がうすいために「何でもない」「気のせいだ」と言われたり、抗うつ剤を処方された、と言う人も多いのです。
ストレスホルモン「コルチゾール」は”悪者”じゃないんです!
「副腎」はおしっこを作る器官「腎臓」の上にちょこんと乗っかっている小さな臓器。
そのメインの役割は、ストレスに対応するための「コルチゾール」などのホルモンを出すこと。
脳が「ストレス」を感知すると「副腎」に対してストレスホルモン「コルチゾール」を出すように命令を出すのです。
「ストレスホルモン」というと体に悪そう、と感じてしまいますよね。
でも、そんなことないんです!
コルチゾールは他のホルモンと連携をとりながら私たちの健康を保つために多くのの働きをしています。
- エネルギーややる気のもと
- 炎症を抑える
- 睡眠のリズムを決める
- 「危険」に対応できるようにする
- 血圧のコントロール
- 血糖値が下がりすぎないようにする
これはコルチゾールの働きのほんの一例ですが、このホルモンがあるから私たちは健康で生きていられるのです。
そしてこのコルチゾールの一番の役目は「危険(ストレス)」に体が対応できるようにすること。
危険から逃げたり、戦ったりするためにはエネルギーや血流が必要です。
それを確保するために、コルチゾールが血圧や血糖値、心拍数をあげて危険に備えようとするのです。
昔と今の「誤差」が副腎疲労の原因
でも何千年も前の大昔はそれでよかったんです。「ストレス」といえば敵に出くわしたりするくらい。
コルチゾールのおかげですぐに逃げたり、戦ったりして「ストレス」を乗り越え、生き延びてきました。
そのコルチゾールの働きが今でも、私たちの体に残っているわけですが、問題なのは今の暮らしでは「ストレス」の質が変わったことなんですよ。
体は敵であろうが、恋の悩みであろうが、ねたみっぽい上司であろうが、添加物だらけの食事であろうが、同じように「ストレス」として反応するんです。
ちょっと考えてみてください。
今の暮らしの中でどれだけ「ストレス」に囲まれているか。
この慢性的なストレスのためにここでお話しした
ストレス → 脳 → 副腎
の調節のバランスが崩れ、ストレスホルモン「コルチゾール」が正常に働くなる。
そのために、疲れ、朝つかれがとれない、だるい、やる気が出ないなどの症状として現れてくるのです。
つまりストレスによる体調不良や副腎疲労は、ストレスホルモン自体が悪いのではなく、そのバランスが崩れてしまうことが問題なんですね。
副腎疲労は副腎が「疲れている」のではない!
日本でも注目する人が増えてきた副腎”疲労”。
副腎が「疲れたちゃったからコルチゾールも出なくなるよ」「だからあなたは疲れてるんですよ」
と認識している人が多いのですが、副腎が「疲労」するのではなく、今まで読んでただいたように
「脳と副腎のコミュニケーション」
「コルチゾールに対する体(細胞)の感受性が狂ってしまう」
ことが原因だというのが海外では定説になっています。
(→HPA axis dysregulation と呼びます)
H; hypothalamus (視床下部)下垂体前葉に命令を出す脳の部位
P; Pituitary gland (下垂体前葉)副腎に命令を出すホルモンを作る脳の部位
A; Adrenal (副腎)
axis (軸) dysregulation(調節障害)
そのために、
- コルチゾールが働きすぎる
- コルチゾール のリズムが崩れる
- コルチゾール が働かない
- 他のホルモンとの連携が崩れる
ことになり、眠れない、疲れが取れない、やる気が出ない、PMS、風邪を引きやすい・・・など多くの不調が出るのです。
副腎疲労の症状
こんな症状があったら副腎疲労のサインかも
HSP、繊細な人と副腎疲労
症状を見て気付きましたか?
繊細な人やHSPの方がもっている悩みとすごく似かよっていませんか?
そうなんです。副腎疲労なのか、それともHSP のためなのかっていう感じ。。。
私自身も、だるくて昼過ぎまで起きれないというくらい、ひどい副腎疲労を経験しましたが、両方あったと思います。
私の場合は摂食障害による影響も大きかったのですが・・・。
繊細な人は敏感な体質なために常にアンテナがON。
そしてよく言えば「よく気付く」、でもそれが働きすぎて考えすぎちゃったり、頑張りすぎてしまうためにストレスを感じやすく、HPA軸、つまりストレスホルモンの調節が乱れてしまうんですね。
心だけではなく、音・光・匂いなどの五感や、食事や環境に対して体が敏感に反応しやすいのも、HSPの人が副腎疲労を起こしてしまいやすい理由です。
HSPであるにしろ、副腎疲労にしろ、もし上のような症状に悩んでいるのなら改善してくのが必要ですよね。
副腎疲労を検査できるキット
副腎疲労を改善する
まずは副腎疲労を起こす原因に気づく
まずはストレスホルモンのバランスを崩す原因に気付き、それを取り除くことが第一歩。
覚えていますか?
精神的なものだけではなく、体への“ストレス”も副腎疲労の原因になります。
- 「NO」と言えずになんでも引き受けてしまっていませんか?
- “完璧”にこなそうとしていませんか?
- 体に炎症を起こすものを食べていませんか?
- 睡眠をしっかりとっていますか?
- ダイエット、ファスティング、低糖質ダイエットで無理をしていませんか?
1. 食事
体にストレスを起こす食品添加物が入った食品はNO!です。
副腎疲労の症状がある人は、良質なタンパク質、ビタミンやミネラルがしっかり取れる栄養価の高い食事が欠かせません。
栄養も大切ですがオイルや糖類/ 炭水化物などの種類、肉類や野菜などの「質」も体のストレス度を大きく左右します。
最近はファスティングや低糖質ダイエットが流行っていて、惑わされそうになりますが、HSPや副腎疲労がある人は「deprive;枯渇させる」食事法は禁物!!
心も体も「nourish;満たす」ことが必要なんです!!
2. 休む!
副腎疲労を持っている人、ストレスによる影響を受けやすいHSPさんはしっかり休むことは欠かせません。
そもそも、HSPの人は頑張りすぎて副腎疲労になる人が多いので、休むことにさえ罪悪感を持ってしまうですよね。
でも、あなたにとって休むことは仕事です!
睡眠を9-10時間必要と感じるなら、あなたの体がそれを必要としているんです。
仕事やエクササイズも何もしない「完全 OFFの日」を作ってコルチゾールをリセットしましょう。
3. ストレスをためない「思考」を持つ
もともと体が神経が繊細・敏感なのは変えられません。
だからこそ、ストレスをストレスを受け止めないようにするために思考を変えていくことが必要なんです。
思考は「癖」です。癖は訓練していけば改善できます。
相手の気持ちを深読みしない。
「するべき」よりも「どうしたいか」を意識する。
人の気持ちばかり優先して、自分の気持ちをないがしろにしていませんか?
自分がもっているネガティブ思考「癖」にまず気づき、それを変えていきましょう。
4. ストレスをリフレッシュ
どんな人でもストレスがない人はいません。
ストレス をなくすことはできないし、ゼロにする必要もありません。
ストレスは成長したり、やる気を起こす素でもありますからね。
ストレスを”ためない”こと、ストレスを慢性化させないことが大事なんです。
そのために「ストレスリセット」を毎日取り入れるんです。
ゆっくりとお腹で呼吸をする「腹式呼吸」は、副交感神経を刺激してストレスを軽減してくれます。
自然に触れるのも効果があることがわかっていますし、人と話す、ヨガ、心地いい空間を作る、アロマセラピーなども自律神経を整え、ストレスリセットに役立ちます。
心や体の緊張がほどけて、心地いいなあ、と感じることはなんですか?
ノートに書き出して、その日の気分で選んで必要なだけストレス リセットしてあげましょう。
つらいな〜と感じるのは、心であれ体であれ「HELP」を出しているサインです。
あなたの体と心が本当に必要としていることをしてバランスを整えてあげれば、
元気でHAPPYでいる力を持っているからです
心と体が喜ぶことをしてあげましょう!
HSPで思い当たる症状がある、副腎疲労かもしれない・・・と感じたら
コチラまたは下のお問い合わせフォームから気軽にお問い合わせください。
ご希望であれば、30分の無料相談をさせていただきます。
その中であなたが改善したい不調、今の食事や生活環境などをお伺いし、私がお役に立てることであればホリスティック栄養コンサルティングを進める形になります。
- ストレスホルモン「コルチゾール」のバランスを整えるサプリメントの取り方
- 疲れや頭痛を軽減させるための食事やライフスタイル、環境作りのアドバイス
- ストレス軽減レシピ
まで幅広くサポートいたします⭐︎
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Living My Natureではホルモンバランスや腸内環境を整え、体の本来の力を引き出すためのレシピや健康情報を発信しています。
あなたの「本当の」健康を作るためのツールとしてお使いください!!
免責事項; この記事は、既存の疾病のない一般の方に向けて、食と健康の知識を広める目的で書かれたものです。私自身の教育、研究そして個人的な経験に基づいた意見を述べたものであり、病気の診断 ・治療あるいは病気の予防を約束するものでは決してありません。
食生活・生活活習慣・その他の行動を変える際は、ご自身の責任のもとに必ず専門資格のある医師などにご相談ください。詳しくはこちら→