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健康的な食事を「ストレス」に感じていませんか? – 無理なく健康習慣を続けるために大事なこと

最近は健康意識が高まると同時に、健康的な食事や生活スタイルに関する情報も多く出回るようになりました。SNSでもいろんな人が「ヘルシーな食生活」や「フィットネス」を投稿して健康への意識をアピールしていますね。

健康への関心があることはいいことですが、その一方で「健康的」な習慣が「こうでなければいけない」というルールや義務になってしまっているケースが多くでてきています。

その「ルール」が守れない時に罪悪感を感じてしまい、窮屈に感じるようになってしまうんですね。

「健康的に食べる」こと自体はとても良いことなのに、なぜそれが何で「不健康」な心を生んでしまうんでしょう。

テレビでも雑誌でも話してくれないこと。

健康的な食生活を送ることが単なる「義務」になってしまわないように、本当の意味での健康、そして健康的に食べるとは何かを理解していることが実はとても大切なんです。

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健康的に食べるってどいうこと?なぜそれが大事なの?

当たり前すぎる質問で「何言ってんの?」と思うかもしれません。

「もちろん、体が元気でいるためじゃん!」と、思っていませんか?

でも、そもそも「健康」とは何か深く考えたことありますか?

ホリスティックヘルスでは、体だけでななく、

思考も心も合わせた全てのバランスが整っていること

を「本当の健康」と考えます。

例えば、もし身体的に特に気になる症状や病気がない人がいたとしましょう。
でもその人が不満ばかりこぼしていたり、毎日つまらないと感じて過ごして心や思考が「不健康」だったら、その人は本当に「健康的」でしょうか?

反対に、生まれつき障害を持って生まれてきた人がいたとします。
日常生活に支障はあるけれど、支えてくれる人に対して感謝の気持ちを持ち、自分ができることを最大限に生かして生き生きと毎日を過ごしていたらその人は「不健康」と言えるでしょうか?

「健康」=「症状や病気がない」ではない、のです(!)

つまり、「健康的に食べる」ということは、身体的な体を支えるだけではなく、思考や心も健康的であれるものであることを忘れてはいけないんです。

「体」のための健康的な食事

物理的な「体」のことで言うと、体が働くために必要としている正しい「材料」(つまり栄養など)を与えてあげるために、嫌儲的な食事が大事になります。

これがどういうことかというと、、、

ほとんどの人は、体は「自分」が意識して動かしているし、「自分」が心や感情をコンコントロールしてる、と感じています。

あるいは消化やホルモンの働きなど意識してでいないことは、何となく体が勝手にやっているんじゃないの、というイメージを持っていたり。

実際は、自分がコントロールしていると感じていること、体が「勝手に」やっていること、はとっても複雑な化学反応(正しくは生化学反応)によって実現しているんです。

この「意思」の力ではコントロールできない化学反応が正しく行われるために、その過程で必要とされる材料、つまり栄養、をとることが必要となるんですね。

ファストフート、コンビニ食品、パッケージ食品のようなものは、加工する過程でビタミンやミネラル、その他の大事な栄養素がほぼ抜けてしまっています。

だから自然のままの食材を食べず、加工されたものばかりを食べていると必要な「材料」が補えなくなり、化学反応が適切に行われなくなってしまいます。そしてそれが病気や症状として現れてくるのです。

栄養だけでなく、食べ物の「質」も大事。

食品中の農薬や加工食品に含まれる食品添加物は、私たちの体だけではなく「腸内細菌」にも影響します。

腸内細菌は腸の健康だけでなく、脳の健康、肝臓の解毒機能、免疫、ホルモンのバランス、メンタルヘルスなど体全身の健康にとってなくてはならない存在。 
だから、大事な腸内細菌のためにも健康的な、質の良い食事をすることが大切なんです。

心も体も喜ぶレシピ集

「心と思考」の健康的な食事

体が必要とする栄養を得るために「健康的に食べる」ことが大切なことは分かりました。

が、それではもし「ルール」を100%守り、完璧な食事をしていたらあなたは完全に健康になれるのでしょうか?

友達や家族との外食など、食事を囲むことでの大切な交流の時間はどうなるでしょう?
「食べるべき」食べ物がもし手に入らなかったら?
体も心も疲れて、「完璧な食事」をするために自炊することが拷問のように感じていたら?

常に「正しい」ものを選ぶために、ストレスや不安だらけになってしまうかもしれません。

ただ純粋に、健康になりたいから「健康的な食事」を始めただけなのに、いつの間にかそれが「ストレス」「強迫観念」になり消耗し切ってしまうケースが実はとても多くなっているのです。

これでは健康からはかけ離れてしまっていますね。

「健康的に食べる」ことでストレスに感じたり、不安になったり、罪悪感を持ったりしてはいけません。

あるいは「健康的に食べている」ことがそうでない人よりも「優っている」ことでもないんです。

「健康的な食事」は自分の体に感謝の気持ちを持てるような、精神的にも身体的にも充実感や満足感、エネルギーをくれるようなものであるべきなのです。

eat healthy for your body and mind

心と体のために健康的に食べる

でもあまり健康的ではない「誘惑」に溢れている中で、どうやってストレスや不安を感じずに健康的な食事を選べばいいんでしょう?

私もこのジレンマに長い間悩みました。

ホリスティック栄養学を学び、個人的にも健康や栄養に関することを研究してきて、食べ物の質や栄養がどれほど健康に影響するかを理解しています。

その一方で、私は食事制限によって長い間心も体の健康を崩してしまっていました。

だから食べ物・食べることとの良い関係を築くためにも、どんな形であっても「制限」することはしたくなかったんです。

そして、行き着いた答えが

「自分の心と体の声を聞く」

ことでした。

体の声を聞き、質の良いものを食べ、気を抜こう

“ 体の声に耳をちゃんと傾ければ、欲しがっているものをちゃんと教えてくれるんです”

体あるいは心のために健康的に食べることは、対立する必要はないんです!

もし、あなたが自分自身の内側とつながっていれば。
(体の反応にしっかり気づいてあげること)

そもそも、「不健康な」食生活から抜け出せなくなってしまう根本的な理由は「自分の体とつながっていない」こと。

いわゆる「不健康」と言われる食べ物には、味覚を過剰に刺激して麻痺させてしまうような過剰な糖分や質の良くない加工油脂、過剰な塩分そして化学調味料が入っています。

過剰に味覚を刺激させるようなものを食べていると、その刺激をもっと欲しくなり、自然が素材が持つ味では満足できず、この「不健康」なものばかり欲しがるようになってしまうのです。

この悪循環が続けば、味ではなく、その食べ物を食べた後の体の反応にも気づかないようになってしまいます。

また、「不健康な」食事をしているバターンでは、上の空になって「心がここにない」場合がほとんどです。

仕事をしながら、スマホをいじりながら機械的に口に詰め込んだり、さみしさを紛らわすためにお腹を満たしたり。

あるいは、自分の体が欲っしているか、必要なのかではなく、ただ「食べた方がいい」と言われたからそれを食べていたり。

本当にそれを食べたいのか、必要としているのかを体はちゃんと「反応」として答えをくれているのに、それを無視してしまっているんです。

それが、「不健康」な食生活をやめられない人がいるかと思えば、反対に「健康的な食事」にこだわりすぎて窮屈になってしまう人が出てきてしまう理由。

自分自身の内側(体の感覚)とつながっていないんです!

“ペースを落として自分の体の感覚に耳を傾けて。マインドフルに食べてみて。”

feel.connect

時間がないからと、その辺にあるものを適当に掴んで食べたり、むしゃくしゃした気持ちや寂しさを食べ物で紛らわせたりするのではなく、一呼吸おいてあなたの体とそして心を感じるんです。

炭水化物、タンパク質、脂質をどれだけをとるべきかで食べ物を選ぶのではなくて、自分の体と心が必要としているものに耳を傾けるんです。

もちろん、栄養や食べ物の質について知識を持つことは、モチベーションにもなるし、「自分が」健康に理解を持つためにとても大切なことです。
けれど、「テレビが・人が言っているから」と鵜呑みにしたり、そのルールや情報に縛られてしまってはだめ。

自分が内側とつながっていれば、ちゃんと体の声を聞いていれれば、自分の体が一番何を食べればいいか分かっているんです。

自分の感覚に意識を向けるようになると、自分の体に入れた物に対しての体の反応に機敏になります。

例;

  • 加工食品・ファストフードの味付けが強すぎて口の中がヒリヒリする
  • 糖分がたっぷり入ったものを食べた後に頭がぼーっとしたり、体が火照る。あるいは疲れやすくなる。
  • あるものを食べた後にお腹が張る、肌が荒れる/ 発疹が出る
・・・など

体はちゃんとサインを出しているんです!

体のサインに答えて、それが必要としている自然の食べ物をあげるようなると、余計な味付けがなしでも野菜・素材がどれだけ甘さがあって風味豊かだったのか気づくでしょう。

ヨガを続けている人に「ヘルシー」な食生活をしている人が多いのは、そうするべきと言われているからではなく、ヨガのプラクティスを通じて、体の感覚に敏感になるからです。

「食べちゃダメ」と頭で封じ込んでいたのが、「食べたくない」「食べなくてもいい」と自然に、無理なく感じるようになるので、負担もなく「健康的な」食事を続けられるんです。

「しなくてはいけない」じゃなくて、「そうしたい」という感覚は自分自身を高めることにもつながります。

私自身は、ほとんどの場合は加工されていない自然のもの・未精製のものを使って自炊しています。

それは「そうするべき」と思っているからではなく、「そうしたい」「既製品を買うより自分が作った方が美味しい(笑)」と感じるからです。

でも、カフェの美味しそうなマフィンを食べたいと感じれば、我慢はしないし外食すればどんなものでも頂きます。

そのバランスが保てるようになるためにはもちろん、先に書いたような「悪循環」から抜け出して、時折の「ご褒美」に体が対処できるようにすることが必要です。

(悪循環をリセットするための記事は後々書く予定なのでお楽しみに!)

“あなたの心と体を癒して元気にしてくれるものを食べてください。

体はどんな科学よりも賢いです。あなたが自分の内側に耳を傾けて直感を信じるようにしていれば、体は答えをくれます。”

 

「食」に関して悩んでいること、困っていることはありますか?

あなたにとって「食べること」また「健康」とは何ですか?どんな意味を持っていますか?

もし、体に良い食事をすることに偏見意識があったり、ストレスを感じていた時に、この記事を読んで何か気づきがあったのであれば嬉しいです。

みなさんからの意見や感想をお待ちしています。

質問やあなた自身の経験もぜひ伺いたいです。

下にcomment(コメント)欄があるので、そこにご自由に書いてくださいね。

♥最後まで読んでくれてありがとうございます♥

免責事項;  この記事は、既存の疾病のない一般の方に向けて、食と健康の知識を広める目的で書かれたものです。ある病気やコンディションによっては、厳しい食事制限が必要となる場合がああることをご承知ください。

この記事は私自身の教育、研究そして個人的な経験に基づいた意見を述べたものであり、病気の診断 ・治療あるいは病気の予防を約束するものでは決してありません
食生活を変える際は、ご自身の責任のもとに専門資格のある医師などにご相談ください。

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