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「自分の中の自然を感じる」〜 槍ヶ岳登山

槍ヶ岳を愛した祖父母を想い、毎年行っている槍ヶ岳登山。

長野県と岐阜県をまたぎ、北アルプスの中央に位置する槍ヶ岳はその天を衝くような岩肌の山頂の形から、“日本のマッターホルン”としても知られている山。

Mt.Yari and reflection

槍ヶ岳は日本で5番目に高く、日本100名山にも選ばれている山。その雄々しく美しい容姿、スリル感のある山頂の岩登りや近隣の北アルプスの山々へ縦走できるロケーションの良さからも登山をする人の間でも人気の山・憧れの山として注目されています。

私もその例外ではなく槍ヶ岳に魅力にはまってしまった一人。

Alpine flower and Mt.Yari

8歳の時親に連れられて初めて槍ヶ岳に登った時を除き、本格的に登山を始た五年ほど前くらいに始めて槍ヶ岳に登った時から槍ヶ岳は私の一番好きな山なのです。

槍ヶ岳が私にとって特別な山であるもう一つの理由は、私の親族と槍ヶ岳の関係。

北アルプスに魅せられた私の曾祖父は大正時代、まだ槍ヶ岳も今のように簡単にアクセスできなかった時代に山道を作り、槍ヶ岳に登ってくる登山者のために山小屋を開きました。

彼は山岳写真家として生涯を槍ヶ岳のために捧げた曾祖父の想いは今は4代目までに受け継がれていますが、山と自然を愛しい力を注いできたことを考えるとどうしても胸が熱くなってしまうんですね。

今は海外の方も訪れ、最盛期には沢山の登山者が押し寄せるようになった槍ヶ岳もそんな彼らの想いや努力があったからこそ。
私自身は全くそれに貢献したわけではないけれど、山を愛する彼らの血を引いているからか、槍ヶ岳やその周辺の北アルプスの山々には強く惹かれてしまうのです。

自然に囲まれて、息を飲むくらい迫力ある山肌や、遠くまで連なるアルプスの山々、過酷な環境の中で健気に咲いている高山植物や透き通った水が流れる川を見ていると、「物」や情報に溢れる世の中にどれだけ無駄が多いのかということを気づかされる気がします。

自然に触れると「ほっとする」とか「自分に戻れる」ってよく言いますよね。

自然の中にいると心がすっとしたり、悩んでいたことも「ま、いっか」と思えたりしたこともあるかと思います。

私も山に来るとエネルギーをもらえて元気になるのはそういう、現代の世の中に溢れかえる「余計なもの」を払い落としてくれるから。

体にいい料理のレシピが多い私のウェブサイトですが、テーマは心も体も精神的にも「自然に戻る」こと。

心も体も精神的にも「自然に戻る」ということの意味。

それは、加工されたものではなく、本来体が欲している自然の食材を食べ、適度に体を動かし、十分な睡眠をとるということ。

そして、自分が感じていることにしっかり意識を向けて、社会や周りが自分に期待していることではなく、自分の感覚に素直になること。

自然の素材を使った美味しいものを食べた時。
山の中で大自然に触れた時。
心の通う人たちと過ごす時間。
風を感じる時。。。

こんなホッとできる時間は、「自分自身の自然」に戻れる時間。

逆に言うと、自分自身の自然=本来の自分につながっているからほっとできる。

物や情報、やる事リストに囲まれて、心的にも体的も自分を見失いやすいこの世の中。

健康や幸せを保つために必要なのは、高価なサプリを買う事でもジムで必死に汗を掻く事でもなく、誰かに認められるために一生懸命になることでもなく、「自然に戻る時間」をたくさん持ち、本来の自分に戻ることだと感じています。

もちろん、登山に興味がなければ自然を感じるために無理に行く必要はないんです。

木や緑の多い公園に行ってゆっくりと時間を過ごす。

その公園に芝生があればちょっと裸足になって大地の暖かさを感じてみる。
庭で、あるいはベランダで植物を育てる。
近場のハイキングに行ってみる。
スマホOFFの時間・1日を作り、友達や大事な人との時間を大切にする。

意識をするだけで、もっと手軽に自然に触れることはできます。

River in Mt.Yari

すっと緊張が抜けていくのを感じませんか?

心が静かになって、「自然」とそして「自分自身」と繋がっているのを感じますか?

きっとそれはあなたが本来の自分に戻っている証拠ですよ。

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