「お腹の脂肪がとれない原因はストレスだった?!」に書いたように、お腹周りの脂肪を増やすホルモンとしても有名なコルチゾール。
ストレスホルモンと言うと、悪者のように聞こえますね。
でも、コルチゾールは「危険」や「敵」などの「ストレス刺激」に対し、エネルギーを作り出すことで体がすばやく対応できるようにしてくれる、生き延びるためにはなくてはならない大事なホルモンなのです。
それだけではありません。
コルチゾールは他にも、免疫機能、睡眠のコントロール、炎症のコントロール、女性ホルモンや男性ホルモンなどの性ホルモンのバランスを始め、体中の働きに対してとても大切な役割を果たしています。
そして、体のホルモンは全てがオーケストラのようにハーモニーを保ちながら働いています。
そのため、慢性ストレスのためにこのマスターホルモンである「コルチゾール」が過剰/ 不足になるとホルモン全体にも影響してきてしまいます。
つまり、慢性的なストレスが放置され、コルチゾールのバランスが崩れると、体全身のバランスを崩すことにつながってしますのです。
これは、つらい疲れ、PMS、頭痛、消化不良、アレルギー、不眠などの「プチ不調」から、さらには糖尿病、自己免疫疾患、甲状腺などの慢性疾患へのリスクも上がってしまうのです。