海外でも最近注目されているAnti-inflammatory Diet=抗炎症性の食事。
名前のとおり、体の炎症を抑えることを目的とした食事のスタイルで、増加し続ける慢性病や老化現象を抑える効果があると期待されています。
でも、そもそも何で「抗炎症」が大事なんでしょう?
関節炎、にきび、湿疹など、ほとんどの人は炎症に対して「嫌なもの」というイメージを持っていますよね。
炎症は見た目に「明らかな」ものだけでなく、体の中の小さな炎症が実は、ほとんどの慢性病、そして「当たり前」だと思ってあきらめているような体のプチ不調の「本質」と言われています。
「炎症」が関係している症状・病気の例
頭痛、慢性疲労、にきび、うつ、アトピー、自己免疫疾患、肥満、糖尿病、心臓病、リウマチ、関節炎、喘息、アルツハイマー、ある種のガンなど・・・
「慢性炎症」を起こす原因となるのが、喫煙や質の悪い食事、そして慢性的なストレス。
つまり、炎症を起こすようなものを食べ続け、ストレスをそのままにしていると、病気のリスクが上がり、老けやすく疲れやすい体になってしまうのです。
でも!
反対に体が喜ぶものを食べ、労ることを心がけていれば炎症を見方にし、元気で若々しい体を保てる、ということなんです。
そもそも炎症ってなに?
炎症は大事な体の免疫反応。問題になるの が「慢性的な」炎症!
「痛い」「腫れる」「赤くなる」・・・
炎症は決して気持ちが良いものではないし、多くの人は嫌なもの、ない方がいいと思っているかもしれません。
でも実は炎症は体の大事な免疫反応。
体が傷ついた時に、血流を増やして、治るために必要な栄養分や細胞を送り込む、という体の治癒反応なのです。
ただ、問題になるのが 炎症が慢性的になってしまった時。
免疫細胞が過剰に反応することで、自分の体の組織まで攻撃するようになり、それが病気や体の不調をして現れてきてしまうのです。
「慢性炎症」を起こす原因となるのが、喫煙や質の悪い食事、そして慢性的なストレス。
つまり、炎症を起こすようなものを食べ続け、ストレスの多い生活を送っていると、病気のリスクが上がり、老けやすく、疲れやすい体になってしまうのです。
でも!
反対に体が喜ぶものを食べ、労ることを心がけていれば炎症を見方にし、元気で若々しい体を保てるということなんです。
炎症性の食べ物
炎症は大切な反応だけど、止まらなくなるのが問題。
では、何が原因で炎症を起こしやすい体になってしまうと思いますか?
ストレス、乱れた食生活、喫煙、運動不足・しすぎ、遺伝子、食品添加物やその他の化学物質などの「毒」・・・
全部、炎症を起こす原因になりますが、その中でも「何を食べるか」は体の炎症の起こしやすさを左右する大きな要因。
炎症性の食品
(避ける食品)
- 加工食品全般 (加工肉、スナック菓子、レトルト食品、コンビニ食品・・・)
- 劣化した油、トランス脂肪酸、揚げ物
- オメガ6の摂りすぎ
- 砂糖
- アルコール
- アレルギーや過敏症のある食品
(特にグルテン、乳製品など)
まずは、食品添加物を始め炎症要素がたっぷりつまっている、加工肉、スナック菓子、レトルト食品、コンビニ食品など、加工食品やパッケージ食品全般。
そして質の悪い油やトランス脂肪酸、そしてそれが含まれる揚げ物。オメガ6の摂りすぎも、炎症の原因と言われています。
加工食品やサラダ油には、オメガ6の多い油が使われているだけでなく、加工の過程で劣化しているので絶対に避けた方がいいです。
砂糖、特に精製された砂糖は炎症の大きな原因になります。
いかにも、な、お菓子類だけでなく、清涼飲料水、既製のソースや調味料にも実は大量の砂糖が隠れているので注意が必要です。
アルコール、も糖分。さらにアルコールは肝臓にも負担をかけることでホルモンバランスも崩れ炎症を起こしやすくなってしまいます。
見逃しがちなのが、アレルギーや過敏症がある食品。
常に免疫が刺激されるので、炎症のコントロールが効かなくなってしまうのです。
アトピーのような明らかに目に見える症状がなくても、
慢性頭痛がある、副鼻腔炎が治らない、体がだるい、思い当たる理由もないけれど疲労がとれない・・・
などの症状があったら、アレルギー反応を起こしているのかもしれません。
特にグルテンや乳製品は、私の周りだけでもアレルギーや不耐性、過敏症を持っている人が多く、積極的に食べることは避けた方がいいと思います。
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「炎症」が関係している症状・病気の例
頭痛、慢性疲労、にきび、うつ、アトピー、自己免疫疾患、肥満、糖尿病、心臓病、リウマチ、関節炎、喘息、アルツハイマー、ある種のガンなど・・・
炎症を抑える食品をとりましょう!
炎症を起こすような食べ物を抜いたら、体が炎症を戦うのをサポートしてくれるような食品と取り入れましょう!
まずは自然の素材を食べることが大前提。
ホリスティックヘルスではよく、
「FOOD IS MEDICINE=食べ物は薬に匹敵する」
と言います。
それだけ自然の食品には、体を癒す力があります。
食べ物を体の敵にするのではなく、あなたの体の味方になるものを毎日食べたいですよね。
1カラフルな野菜
EAT THE RAINBOW!!
カラフル野菜には、炎症を起こす原因になるフリーラジカルを中和する「抗酸化物質」が豊富。
「虹色を食べる」ことを意識すると、効率よくさまざまな種類の抗酸化物質をとることができまるのでおすすめです。
2. 無農薬の野菜、抗生物質やホルモンフリーのお肉やお魚
多少、お値段が張っても質の良いものを食べることは自分の健康への投資。農薬や抗生物質、人工的なホルモン自体が腸内環境やホルモンバランスを崩し、慢性炎症につながってしまいます。
3.雑穀
無農薬の玄米、キヌア、アマランサス、ひえ、きびなど雑穀には、炎症コントロールには欠かせない繊維、ビタミン、ミネラルだけでなく、抗酸化物質も豊富です。
4. 質の良い油
オメガ3の多い油や、オリーブオイル、アボカドオイルなどオレイン酸の多い油は炎症を抑えると言われています。酸化した油や揚げ油のような質の悪い油を避けて、良質の油をとることを意識するだけでも、肌の状態がきっと変わりますよ。
5. 青魚
ご存知のように青魚はDHA・EPAの宝庫。
DEA・EPAは体の中でもっとも強力な作用を持つオメガ3脂肪酸の種類。オメガ3に対してオメガ6を摂りすぎると炎症の起こしやすい体になってしまいます。
小魚を中心に、イワシや鯖、ぶりなどの青魚を普段からとるようにしましょう。
6. ハーブやスパイス
ハーブやスパイスには、抗酸化物質が凝縮されています。一回に使う量は多くはないかもしれませんが、普段から料理に取り入れることでその効果を存分に吸収しちゃいましょう。
Instagramで抗炎症を意識した私の普段の食事を紹介しています。
よかったらアイデアの参考にしてくださいね!
ちゃんと食べなきゃ、と思うと苦になってしまいます。
「〜は危険」とか
「〜を食べちゃダメ」
という気持ちでやっていると続けるのも嫌になってしまいますよね。
その代わりに、
「何を食べたら体が喜ぶか」
「体が喜ぶものを食べよう」
に切り替えましょう!
そうすれば、もっと自分の体のためにしてあげたいっていう前向きな気持ちでいられると思いますよ。
一生付き合う自分の体と「友達」でいるって大切なことですからね。
Living My Natureでは、ホルモンバランスや腸内環境を整え、体の本来の力を引き出すためのレシピや健康情報を公開しています。
あなたの「本当の」健康を作っていくためのツールとして使っていただけると嬉しいです。
気になる症状があって、食事や生活スタイルで改善したいという方、まずはお気軽にお問い合わせください。
何するべきが分かってはいるけど、どこから始めていいかわからない、たくさん情報がありすぎて何を信じればいいか分からない、といご相談も歓迎です。
詳しくは、「 ホリスティック栄養コンサルティング」のページをご覧ください。
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