拒食症の「頭では分かっているのに...」
摂食障害・拒食症を治したい!!
もうやめたい!
あなたもそう思っているはず。
その
「拒食症が治る」
ということ。
あなたはどんな状態を目標にしていますか?
治ったあなたはどんな風になっていますか?
SNSなどを見ていると
- 体重が〇〇kgになったら
- 生理が戻ったら
- ご飯が食べられるようになったら
- 自分らしく生きられれば
をゴールにしたり「治った」状態と思う人が、本人や周りで支える人の中でも多いように感じます。
もちろん“治る”基準をどう思うかなんては人ぞれぞれでいいのかもしれませんが…
わたしは最近まで、そもそも治るということが本当はどういうことか分かっていなかった。
だから治すために何をするべきなのかももちろん分かっていませんでした。
ただ
「食べれるようになること」
「健康だった時の体重に戻ること」
「自分らしく生きられること」
を目指して頑張っていたつもりだった。
でもそれだけじゃ本当に摂食障害を手放したって言えないと気づいたんです。
体重を増やすために、拒食症の人なら怖くて避けるようなマフィンやドーナツ、バター/油なども食べるようにしたし、栄養士にお世話になっていた時は1日4000カロリー(!)以上食べていた時もあります。
ほどよく肉も付いて、側から見れば拒食症とは思われなかっただろうし、むしろ
「よく食べる健康な人」
に見えたでしょう。
でも・・・
全然違った。
頭の中は全然健康ではありませんでした。
- 食べる量やカロリーを把握してないと不安
- 決めた量より多く食べられない
- 差し入れされた時に臨機応変に食べられない
- 外食する時は「計画」しないと不安
- 一定時間歩かないと不安
・・・
条件や数字に捉われていて、摂食障害が「治る」状態からは程遠い状態だったんです。
そして“目標” 体重の〇〇kgになると、怖くなってそれまでの頑張りを手放してしまう…これの繰り返しでした。
その理由は、「頭」が全然治ってないのに “普通の人”に見えることが恥ずかしかったから。
全然平気じゃないのに”普通” に見えるからといって
「あなたもう大丈夫なんでしょ」
と思われることが怖かったんです。
(→ 無意識でした)
このまま食べ続けたら、どんんどん太ってしまうんじゃないか…という不安もありました。
書きながら自分で呆れてしまいますが、これが摂食障害という「病気」なんですよね。
わたしにとって本当に「治る」ということは
条件なしにすべてから自由になる
ということ。
体重や見た目に関係なく、
- 食べたいものを
- 食べたい時に
- 食べたい人と
- 食べたい量を満足するまで
食べられるようになる。
そしてどんな自分であっても、自分自信に対して『OK』を出せる自分であること。
これがわたしの摂食障害の克服ゴールだし、克服の定義です。
もちろんその道のりは楽ではないかもしれません。
私の場合、人生の半分以上摂食障害のルールの中で生きてきましたからね😅
「自由に食べる」なんて一般の人にとって当たり前のようなことが、まるで沙漠の真ん中に放り出されるような気分です。
でもね、私は25年も経ってようやく気づいたんです。
摂食障害から治っていく過程というのは、その恐怖や「先が見えない不安」を受け入れていくこと。
この連続なんです。
不安や怖さに何度も直面して、でも逃げずに向かい合って、それで乗り越えていけるんです。
これは私自身の摂食障害克服コーチが言っていた言葉です。
「摂食障害の完治は“可能”ではなく“必須”」
以前の私のように「みんな治っていくけど、私には無理なんだ」と感じている人も、やり方が間違っているだけかもしれません。
克服するために本当に必要なことをあきらめず続けていけば、どんな人だって、どんなに長い摂食障害だってよくしていけるんですよ。
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免責事項; この記事は、既存の疾病のない一般の方に向けて、食と健康の知識を広める目的で書かれたものです。私自身の教育、研究そして個人的な経験に基づいた意見を述べたものであり、病気の診断 ・治療あるいは病気の予防を約束するものでは決してありません。
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