小屋に着いてからしばらく休み、4:30という早い夕食を済ませると小屋から今夜は篠笛のコンサートがあるとアナウンスがありました。
白根御池小屋では毎年、ミュージックプロデューサーとして楽曲活動をされ、自らも篠笛の演奏もされている山﨑泰之さんのコンサートを開いているそうで、今年でなんと6年目だそうです。
「トットちゃん」を始めいろいろなドラマや映画、CMにゲームなど幅広い楽曲をされているそうですが、山﨑泰之さんのこと知りませんでした。。。
この方が会場に入ってきた時、「え、この人なんだ!?」と思いました。
さっき、談話室でくつろいでいた時に向かい側に座って周りの人と飲んで喋っていた人。話している熱心さと目力がすごいなあと思って見ていた人でした。
ご自分のオリジナル曲と「千の風になって」を始めその他数曲を篠笛といくつかの民族笛で演奏されたのですが、本当に素晴らしかった。。。
篠笛は一般的に知られているものではないと思うし、実際私もそこまで興味があったはないのですが、山﨑さんの作り出す音色と音楽の世界観に、私だけでなく周りの皆さんも引き込まれていました。
笛の音色がすごく繊細であるのに曲全体が合わさった時に力強さがあって、曲の旋律も心に強く語り掛けられるようで本当に感動。。。
歌詞もないのに、この笛一本だけでこんなに人を惹きつけられるって素晴らしいです。
「音楽は魂の薬」と言われていますが、まさに彼の奏でる音で私の魂をきれいにしてくれるような感覚でした。
こういう感覚、音楽に限らずもきっと読んでくださっているあなたも経験したことあるのではないでしょうか。
音楽だけではなく、絵画や写真、ダンスやその他の「アート」と言われるものは、自然に次いで私たちを自分のスピリチュアルな部分とつなげる大きな糸口と言われています。
「スピリチュアル」というと引いてしまう人もいますが、スピリチュアルなものは誰でも持っていて「魂」のようなもの、理性的な思考を超えた「直感」や「感性」などと関係しているところ。
そしてまさに彼の音楽はそんな感じでした。
もちろん、コンサート終了後、山﨑さんのアルバム「森羅万象」を購入し、それからほぼ毎日聞いています。