「もっと食べなきゃとは分かっているけど怖くて食べられない」
すごく分かります。頭では分かっているけどどうにもできないから辛いんだよね。
だけど怖さの方が勝って前に進めない。本当にもどかしいですよね。
でも
・・・
・・・
怖いから食べられないのだとしたら「怖くなくなったら食べよう」と思っていませんか?
心の準備ができたら食べられるようになるって思っていませんか?
食べることが怖いのはよーく知っています。
わたしも25年の恐怖と付き合ってきたから・・・
でもこの思考が「不安だから食べられない」の悪循環をつくっている原因だったんです。
「怖くなくなったら食べる」じゃなく
「怖くなくするために」食べる
例えば人前で話すことがすごく苦手で、前に立っただけで冷や汗が出るくらい怖くなってしまう人がいるとします。
その人が仕事でスピーチをしなければならなくなり、そのために一人前に話せるようになる必要がある。
そうなるためにはどうしましょう?
どんなに嫌でも、苦手でも、人前で話す練習をしないとうまくはなりませんよね。
心のセラピーに通って、心を落ち着かせる練習をしても、実際に練習しないと身につきませんよね。
それと同じなんです。
怖いからやれない、怖くなくなったらやるのではなくて
怖くなくするために挑戦するんです。
怖いことを避けるのは人間・動物の本能です。
でも摂食障害では、本当は怖さを感じるような危ないものでもない、食べることに対して「怖い」と感じてしまう。
「頭では分かっているのに怖くてできない」のも、その怖さは心で怖いと思っているのではなく、脳の間違った情報で条件反射的に起きているから、どんなに怖くないと言い聞かせても効果がないんです。
(怖いと感じてしまう理由は「“病気”と思われていた拒食症 実は生きるための「知恵」だった?!」を読んでください。)
怖さをなくすためには、実際に怖いと感じることを経験して脳が「あ、意外と怖くないじゃん」と学ぶことが欠かせないんですよ!
怖いから避けるの悪循環
① 安心感で怖さが倍増?!
こういうことありませんか?
例えば外出して美味しそうなソフトクリーム屋さんを見つけた。
「どうしよう、食べたい…でもおやつの時間じゃないし、朝ごはんも多かったか食べたらきっと太る。怖い…」
と言う時に誰かに
「無理しなくていいんじゃない?私買うから一口あげるよ」
なんて言われたらすごくホッとしませんか?
全部食べなくていいから安心するし、しかも美味しさを味わえる。
でも・・・
この「安心感」で摂食障害脳の悪循環ができてしまうの。
怖いからとソフトクリームを食べることを避けてしまうと、それが「本当は怖いものじゃない」と経験できないだけではありません。
怖さを回避できたことで
「助かった!安心♡」
のように脳に「避けることがいいこと」とインプットされちゃう。
さらに!
『太るの怖い➡️ソフトクリームを避ける』
の行動で
太るのはいけないことだという
思い込みを強くしてしまう
んです。
②カロリー不足で怖さが倍増
摂食障害で、食べることや体重が増えることに対して怖さを感じてしまう原因は「カロリーが不足していること」「低体重であること」です。
※注;一般的に”痩せ”ではなくても低体重であることもあります。
体重が増えるのが怖いからと、食べる量を制限したり、低カロリー食品ばかり食べたり、運動で食べた分を消費してしまうと、カロリー不足がよけい大きくなってしまいます。
食べたい、頑張りたいの気持ちと真逆にどんどん怖さ、不安、こだわりが強くなってしまうんです。
摂食障害の克服に怖さは当たり前
今となってはもう笑うしかないですが、私はこれを知らず、怖くなくするために心のセラピーに15年も費やしました。
しかもセラピーで「やりたくないことはしなくていんだよ」と言われ、とことん“やりたくないこと”を避けました。もちろん摂食障害が怖がることを含め、です。
「本当は怖くない」ことを経験しなかったので、摂食障害はよくなりませんでした。
でもこれに気づいてから「死んでも無理」と思っていたようなことに挑戦しました。
25年もとれなかったカロリー計算が数週間でなくなったんです!
これには自分でもビックリ!!
それに数字(カロリー)の制限がないから、食べたいものを食べたい量食べられるようになったんです。
怖いのは辛い。避けたくなる。
でも摂食障害を治すためには怖いと感じてもいいんです。
治したい、でも怖い、食べたい、でも怖い、運動やめたい、でも怖い・・・
がずっと続くのは辛くないですか?
それよりも、今だけの怖さを受けれいて、これから続いていく心の安心を選んでみませんか?
そうは言っても1人で戦うのはとても不安ですよね。
摂食障害の声の方が大きくなり、何を信じればいいか分からないという相談も多いです。
大人の摂食障害プログラムでは
- ルールやこだわりをなくすワーク
- 摂食障害より「自分」を強くするためのワーク
- 食欲を信じられるようなるための習慣
- 自信が持てるようになるセルフケア
など、摂食障害を克服するために欠かせない要素を盛り込んでいます。
頼れる誰かがいるだけで安心感が180℃変わります。
こんなこと誰にも相談できない、どうしたらいいか分からない、1人で不安….
と感じていたら、まずは「体験セッション」でご相談ください。
克服するためにあなたに今必要なことが分かるだけで、前向きにな気持ちになれると思いますよ。
大人の摂食障害リカバリー
個人セッション
安心マンツーマン
チャットサポート
科学的な根拠に基づくアプローチ
心&メンタルサポート
体験セッションも定期的に募集しています。
募集開始のお知らせはメルマガやInstagramでお知らせしています。
免責事項; この記事は、既存の疾病のない一般の方に向けて、食と健康の知識を広める目的で書かれたものです。私自身の教育、研究そして個人的な経験に基づいた意見を述べたものであり、病気の診断 ・治療あるいは病気の予防を約束するものでは決してありません。
食生活・生活活習慣・その他の行動を変える際は、ご自身の責任のもとに必ず専門資格のある医師などにご相談ください。詳しくはこちら→