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ブロッコリーとラディッシュのサラダ 塩麹と粒マスタードドレッシング

デトックスサポート成分の豊富なブロッコリーとミネラル豊富なヒジキ、そして鮮やかなラディッシュを塩麹と粒マスタードのドレッシングで合えた栄養満点のサラダです。
身体に良いだけではなく、素材の持つ味やクルミの食感も楽しめる美味しく楽しくヘルシーなサラダ。
夕食の副菜やお弁当の一品としても使えるおすすめサラダです。

何年か前、私の両親は古民家再生ブームの波に乗って人が住まなくなった旧家を再築し、古民家風の家を信州に作りました。

もともと農家のお宅だったらしく、広い農地があって、畑作りをしたかった父は石だらけで荒れた農地の土作りから始め、農薬も一切使わず苦労しながらも今では味が濃くて美味しい野菜達ができるようになりました。

vegetable garden in Komoro

でも、住んでいるのは埼玉県。


仕事もまだ現役なので、毎週末土曜日の昼に仕事が終わってから車を飛ばして野菜達の世話をしに行っています。
高齢なので運転の方も身体の方も心配なのですが、畑で身体を動かすことや美味しい野菜を育てるのが楽しいらしく、こちらはいつもハラハラしながら見守っています。

でも、このワイルドに育ち(1週間放置されてますからね、、、笑)、思いの詰まった野菜達の味は格別!


父が、いろんな意味で汗水かきながら育てた野菜達かと思うと、ただ野菜がオーガニックだからとか美味しいからという以上に、私も野菜がまるで子供のような特別な愛情を持ちながら頂いています。

そして先週、「野菜送ったよ〜」と父からのメッセージが来てその「特別」な野菜達が送られてきました。


一人暮らしを始めてから初めて父から野菜達が送られてきたので、超興奮!

送られてのは、おっきな新玉ねぎにレタス、ラディッシュ、ブロッコリーニにブロッコリー。もちろん全部オーガニック!!

収穫したてだし、新鮮なうちにとびっきり美味しい方法で食べたい!!

そうして、思いついたのがこのサラダ。

 

「ブロッコリーとラディッシュのサラダ 塩麹と粒マスタードドレッシング」

ブロッコリーとラディッシュのサラダ 塩麹ドレッシング

送られてきた野菜を塩麹の旨味を活用した粒マスタードのドレッシングで和えました。

みなさんご存知の塩麹。一時よりブームは落ち着いてきたようですが、ご家庭で活用されている方も多いと思います。

実は私、最近になってやっと使い始めました。注目されていた時海外にいたと言うのもありますが、ブームには乗らない、という変な意地のようなものがありまして、、、(笑)


和食がもともと苦手だったので、こんなに素晴らしい発酵食品に溢れている日本の食材にあまり関心を持っていなかったのも大きな理由です。

海外も発酵食ブームでその最先端をいくアメリカなどは、独自の発酵文化はないので他の国の発酵食品を取り入れてたりして盛り上がっています。
そんな “最先端の”健康情報にアンテナを向け勉強していたのですが、ふと、日本は何十世紀も前から先人の知恵が詰まった発酵食を食べ続けていて、身体の健康をサポートする食材や環境が揃っているということに気付いたんです。

そんな訳で遅ればせながら、使い始めた塩麹でいろいろな料理に試しているのですが、塩麹の持つパワーに魅了されています!

肉も魚も柔らかくなるし、味の深みがぐっと増しますね!

 

塩麹の魅力;

 

  • 多くの酵素が含まれ食品の消化を助けるので胃腸に優しい。
  • その酵素によってたんぱく質が分解され、旨味成分が引き出され味や香りが増す。
  • 発酵中に作られた栄養素が豊富(ビタミンB群、ビタミンA, ビタミンK、様々なミネラル類、アミノ酸など)
  • プロバイオティクスが含まれ、腸内環境を整える
  • 美肌、疲労回復、免疫力サポート、動脈硬化予防などの健康効果

 

こんなに素晴らしい塩麹の効能も、昔はきっと理論的に理解していた訳ではないと思うので直感で生み出したのかと思うと、昔の人たちはすごいなあと思いますよね。

今、塩麹をはじめ甘酒,味噌などの発酵食品や、その他の日本の食材を使いながら海外の要素も取り入れたアレンジレシピを開発中でこれから公開していきたいと思うので楽しみにしていて下さいね。

Shio-koji mustard dressing

塩麹は煮物や焼き物、汁物と何でも使える「万能調味料」ですが、このドレッシングのいいところは、熱を加えていないため塩麹中に含まれる酵素や熱に弱いビタミンBなどの栄養素がそのまま残ること。

上に書いたような健康への効果はこの酵素やビタミンBの働きによるものも多いので、ドレッシングなどのように熱を加えずにとることで塩麹の持つ栄養を有効に活用できるんです。

お店で売られている物の中には熱を加えられている物もあるので、「生塩麹」と書いているものを買うようにするのがおすすめです。
私はまだ挑戦していませんが、塩と麹があれば簡単にできるようなので自家製の塩麹を作るのも楽しいですよね。
自家製塩麹を作ったらそのレシピものせますね。

今の所こちらの塩麹を使っていますが食材にもなじみやすいし、使い勝手もよく気に入っています。

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サラダのメインのブロッコリーについて

 

ブロッコリーは多くの栄養価が高く、身体の健康をサポートを素晴らしい成分も多く含まれている、いわば、「スーパーフード」です。

ブロッコリーは、特にビタミンC、ビタミンKや繊維が豊富。
また、細胞にダメージを与え、老化や病気の原因とも言われているフリーラジカルを中和してくれる抗酸化物質も多く含まれていて、その抗酸化物質が身体のデトックス機能をサポートし、免疫力のバランスを整えたり、癌を抑制する効果があると多くの研究でも発表されています。

 

ひじき

 

炊き込みご飯や煮物など、和食の定番食材の一つでもあるひじき。

何気なく普段口にするひじきですが、日本のように海藻を普段から食べる国はなく、海外では海草類はなかなか手に入らず値段もお高いので、海産物が豊富な日本は本当に恵まれている国だとしみじみ感じます。

 

ひじきは、便通の改善効果のある水溶性の食物繊維が豊富。
鉄やヨウ素、そして骨や歯の健康や身体が正常に働くために必要不可欠なマグネシウムなど不足しがちなミネラル類も多く含まれる、現代の生活にも意識して取り入れたい健康食品です。

 

煮物などのイメージが多いひじきもこのブロッコリーとラディッシュのサラダのようにサラダに加えても美味しく食べられます。

きっと多くの方が認識しているひじきの栄養ですが、実はあまり知られていないのがひじきに含まれるヒ素。

 

ヒ素は自然界に広く含まれる元素で、土や水の中にも普通に存在していますがひじきに特に多く含まれることが分かっています。

 

ヒ素が、急性あるいは慢性的に身体に多く入ることでいろいろな健康被害が出るということから、海外ではひじきに含まれるヒ素を問題視する国もありますが、、、

 

厚生労働省は、

“日本人のヒジキの一日あたりの平均摂取量は約0.9g。
WHOが定めた無機ヒ素のPTWI(暫定的耐容週間摂取量)は15μg/kg体重/週。

体重50kgの人の場合、107μg/人/日(750μg/人/週)に相当します。FSAが調査した水戻ししたヒジキ中の最大無機ヒ素濃度の22.7mg/kgで計算すると、毎日4.7g(一週間当たり33g)以上を継続的に摂取しない限り、ヒ素のPTWIを超えることはない”

(平成16年7月30日にアップされた厚生労働省のホームページより)

と言っています。

また、ひじき中の無機ヒ素は水に溶け出しやすいので、水に戻す、茹でる、戻した水やゆで汁は使わないなどの調理法に気をつけることで大部分を取り除くことができることが分かっています。

 

乾燥ひじきを調理する際のおすすめの方法;

  1. 乾燥ひじきを30分以上水につけて戻す。→戻した水は捨てる
  2. 水洗いする。
  3. 水の入った鍋に入れ、沸騰後5分間茹でる。→茹でたお湯は捨てる

 

この方法で、ヒジキのミネラル分などは保ちながら、9割以上の以上のヒ素を除くことができるそうです。

 

ひじきは日本で食べ続けられてきた自然の食品です。

 

栄養成分にも優れたひじきを一切食べないのではなく、食べる量や調理法に気をつけ、普段からバランスよい食事を心がけることでひじきを有効に取り入ればいいのではないかと思います。
(あくまでの私個人の意見なので、ご自身の判断で召し上がって下さいね)

Broccoli and radish salad, shio-koji dressing

食感が残るようにさっと湯通しした緑の鮮やかなブロッコリー、赤色が楽しいラディッシュと紫玉ねぎ、ミネラル豊富なヒジキに食感の楽しいクルミを塩麹の入った粒マスタードのドレッシングで仕上げました。

私たちの身体にいいことをするには自然のものを食べるのが一番。

野菜が持つ身体の働きをサポートする成分と塩麹の発酵パワーの詰まったサラダ、ぜひ作ってみて下さいね。

コメント、意見やご要望などお待ちしています。お気軽にコメントして下さいね。
レシピを試したらぜひ、Instgramで#living_my_natureでタグして作ったものをシェア下さいね。

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ブロッコリーとラディッシュのサラダ 塩麹マスタードドレッシング

デトックスサポート成分の豊富なブロッコリーとミネラル豊富なヒジキ、そして鮮やかなラディッシュを塩麹と粒マスタードのドレッシングで合えた栄養満点のサラダです。
身体に良いだけではなく、素材の持つ味やクルミの食感も楽しめる美味しく楽しくヘルシーなサラダ。
夕食の副菜やお弁当の一品としても使えるおすすめサラダです。
Course サラダ, 副菜
Keyword shio-koji塩麹, 海藻
Prep Time 20 minutes
Cook Time 10 minutes
ヒジキの戻し時間 30 minutes

Ingredients

サラダ;

  • 10 g 乾燥ひじき(*) - 多めにできます
  • 1/2 ブロッコリー - 中サイズ
  • 8-10 ラディッシュ - スライスする
  • 1/6 紫玉ねぎ - みじん切り
  • 3 山盛りの大さじ 無添加のクルミ - 砕いておく

塩麹マスタードドレッシング

  • 2 大さじ 塩麹
  • 1.5 大さじ 粒マスタード
  • 2 大さじ オリーブオイル - エクストラバージン
  • 4 大さじ りんご酢
  • 1 大さじ メープルシロップ

Instructions

ひじきの下処理

  • ひじきをボウルに入れ多めの水で30分以上戻す。30分後ざるにあげて戻した水は捨て、水でよく洗う。
  • 鍋に戻したひじきと水を入れ、沸騰させる。沸騰後5分間茹でからざるにあげて水で洗う。使う分の1/2カップ弱のひじきを取り分け、残りは後で使えるように冷蔵庫か冷凍庫で保存。

ドレッシング;

  • ドレッシングの材料を小さいボウルに入れ混ぜておく。

サラダを作る;

  • ブロッコリーを蒸す用に、フライパンに半分程の水を入れて沸騰させる。
    その間に、他の野菜を材料リストの表示通りに用意する。
  • お湯が沸騰したらブロッコリーを入れ、色が鮮やかになるまで50-60秒程、蒸し茹でにする。ざるにあげて流水にさらす。
  • 大きめのボウルにブロッコリー、スライスしたラディッシュ、下処理したひじき1/2カップ弱、みじん切りにした玉ねぎとクルミを入れる。混ぜておいた塩麹粒マスタードドレッシングを回しかけて全体を合える。
    すぐに食卓に出してもよし、冷蔵庫で30分くらい味を馴染ませても美味しく召し上がって頂けます。

Notes

*ひじきは多めに用意し、余ったひじきは小分けにして冷凍しておくと、後にひじきを使う時に下処理する手間が省けるのでおすすめです。
時間が経つとブロッコリーの色が若干落ちますが、次の日まで美味しく食べられます。

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